NMIT(Northern Melbourne Institute of TAFE)留学体験記

コース:15週間の英語コースと10週間の老人介護コース/筒井 沙耶さん(大学3年生)

日本の大学を1年休学して、2010年3月からメルボルンの大型TAFEであるNMIT(Northern Melbourne Institute of TAFE)に留学。15週間の英語コースと10週間の老人介護コースを受講されました。

まだ肌寒い10月下旬、沙耶さんが実習をされている "Sir Donald and Lady Trescowthick Centre"の最寄り駅プラーンで待ち合わせをしました。自転車で現れた沙耶さん。3月にお会いした時より、現地になじんでとても元気そうです。プラーンからすぐのチャペル・ストリートは若者に人気のカフェやバーが多いところ。さっそくカフェに入り、インタビューをさせて頂きました。

まず、ホームステイの感想をお聞かせください。弊社の紹介でしたね。

30代のカップルがサラとマイカで、5才のお子さんのサミちゃんがいてマイカのお兄さんアダムが同居しており、わりと自由にさせてもらって私にとって好きなファミリーでした。年齢的にも近かったので話しやすかったです。サミちゃんも可愛かったです。

ステイを始めた頃、「英語が聞き取れない」って悩んでいましたね。

でも、だんだん慣れてきました。サラがダンス教室のインストラクターなどをしていたので夜いないことが多く、マイカとアダムが話し相手になってくれ、面倒をみてくれました。マイカの職業がシェフなので、料理はサラよりずっと美味しかったです。

7週間、ホストファミリーと過ごした後、シェアハウスに移りましたね。

ホームステイを体験した後は、オーストラリア人とのシェアを考えていたので移りました。場所はシティの方だったので、遊びに行くのもすぐで便利でした。部屋は狭かったけれど、有名なアパートメントで設備も良かったです。現在は友達の家で同居しています。

ホームステイ先を出てからは自炊?

友達と外食が多いかな。いろんな国籍のレストランがあるから食べてみたくって。体重が増えましたよ。ビールもおいしいので、つい飲んでしまいます。メルボルンではタイ料理やベトナム料理が楽しめて、そこでコリアンダーが大好きになりました。コリアンダーが入っているヌードルなどをよく食べに行きました。友達を連れて日本食レストランにもよく行きました。結構美味しいんですよね。
(メルボルンは外食産業が盛んで、あちこちにレストランやカフェがあります)

友達がたくさんできて良かったですね。じゃあ次に学校について教えて下さいね。日本の大学を休学するというのは勇気のいることだったと思います。メルボルンに留学しようと決心したきっかけは?

シドニーに友達と旅行したのがとても楽しかったというのもありますが、その後オーストラリアの福祉についての本を読んで留学してみてみたいと思ったことがきっかけです。

都市はシドニーと迷いましたが、エデュ(弊社の呼び名)から紹介していただいた学校のなかで最も期間・料金・内容ともに希望にあった学校がメルボルンにあったからです。
(沙耶さんが希望されたNMITに私が下見に行きましたが、学校スタッフの方が皆さんとても親切で、学生さん達も活発で明るいことが印象に残っています。事務処理等も機械化されており、実習施設も整ったしっかりした学校だと思いました)

ご家族にはどのようにお話ししましたか?その時の反応は?

事前に行きたいということを伝えていましたが、ビザ、大学の休学手続き、メルボルンの学校への申し込み、一人暮らしの家賃の管理等、もろもろエデュの力もたくさん借りましたが自分でやり、行きたいというより行くということを伝えたら「いいよ」とすんなり言ってもらえました。

(やはり、ご自分の意思をはっきりご家族に伝え、しっかり行動開始することが大切ですね。私自身は日本の大学卒業後にイギリスに短期留学しましたが、中学生の頃からこつこつと貯金をしていました。そんな本気度を両親に見せていたので、納得してくれました。留学後は日本で英語を使った職業に就いたので、親にも恩返しできたと思います)

留学を決めてから日本ではどのように英語を学んでいましたか?

英会話学校に通いたいと思いましたが、その資金を留学にまわしたくて、国際交流パーティ等に出かけて外国人の友達を作りました。生きた英語が学べて良かったと思っています。
(とても前向きで積極的な方法ですね)

まずNMITの英語コースから授業が始まりましたね。どのようなクラスでしたか?

だいたいいつも生徒数が17−20人くらいでした。中国人が一番多くて4〜5人で、あとはインド人、スリランカ人、日本人が私を含めて2人でした。レベルはIntermediateで始まって、途中でUpper Intermediateに上がりました。 授業はテキストを使って、おじいちゃん先生だったので面白みには欠けていたけど、宿題も毎日あり、きちんと勉強しました。 リスニング、グラマー、スピーキング、リーディングの4分野でテストもありました。内容はIELTS的なものだと思います。

(TAFEの英語コースは、本科に入るまでにオージーと合同の授業についていけるように留学生の英語をレベルアップさせるものです。単なる英会話の授業ではないので、欠席せず真面目に取り組まないと、本科に移れないこともあるのです)

学校からエクスカーションへは出かけましたか?

何回かあって全部は行ってないけど。メルボルン動物園、博物館、セントキルダ・ビーチとか。現地に着いたら、「勝手にどうぞ」という感じで自由行動でした。(笑)

(日本社会は至れり尽くせり、の場面がよくありますが、オーストラリアでは自分から楽しむことが大切。それもだんだん慣れてきて、束縛されずに楽しめるようになりますね)

どのくらいから英語力がついてきたって自分で感じるようになりましたか?

う〜ん、7月からの本科が始まってからかな。

じゃあ、ここから本科について聞きますね。沙耶さんが、Aged Careのコースを選んだ理由は?

日本の大学で社会福祉を専攻していて、普通はこの学科で留学する人は少ないんだけど私は興味があって。オーストラリアと日本での違いなどを卒論で書けるかな、と思って。

いい卒論が書けそうだね。このコースは10週間だけど、どのような内容でしたか?

まず教室で学ぶ知識としては、働く人たちのカルチャーの違い。それから、ファースト・エイド(応急処置)。このコースでは、First AidとFood Managementの修了書がもらえました。

へぇー、それは得をした感じですね。資格を持っていると何か将来に役立ちそうですね。本科に入ってから英語の方はどうだった?先生の言っていることは分かりましたか?

専門用語が出てくるけれど、何度も出てくると覚えるし、授業中学んだ英語が仕事場で使われていたので、とてもためになりました。

クラスメートはオーストラリア人ばかり?

そうですね。ほとんどがオージーで、面白いのが年齢層で、半分が30代以下で残りの半分が40代から50代の人だったんです。自分が介護必要になりそうな人も。(笑)

やっぱり就職の為に勉強する人が多いのですね。日本でもオーストラリアでも高齢化社会になっているから人手も必要なのかな。実習先はどうやって決まったのですか?

学校が私の住んでいる地域の近くで派遣先を探してくれて、そこに面接に行きました。面接に合格したら実習できるんです。無給だけど。

期間はどのくらいですか?

1日8時間で合計154時間って決まっていて、私の場合帰国までに終わらないから、1日9時間の日も入れてスケジュールを組みました。普通、朝7時から16時まで。

ええ〜〜?早起きだね。冬は暗いうちから出かけて寒かったでしょう。

近いから、自転車で通っていました。

それは健康的ですね。実習の内容は?

バディ(ペアを組む人)がいつも替わってあんまり良い人に当たったことがないんだけど、その人の指示に従って仕事をします。結構こき使われて・・・日本と違って学生でもどんどん仕事を与えられるので。

どういった仕事を任されましたか?

入居している人たちは4レベルに分かれていて、1から3は自分でも歩けるけど、4になると動けないし自分で食べられないレベル。私は1から3を担当することが多くて、トイレ、シャワー、食事補助、ベッドメイキング、話し相手などをしていました。

どんなお話をするの?

若い頃の話とか・・・。みんな明るくて可愛らしくて、日本の老人ホームは暗いイメージがあるけれど、こっちでは楽しそう。広い庭があってそこを散歩することもできます。

(メルボルンでは、近年、老人介護施設がどんどん建設されています。入居料金もさまざまで、事情は日本に似ているようです)

明日で実習も終了だけど、将来はこういった老人介護のお仕事を目指されていますか?

う〜〜ん、日本に帰ったら就職活動ですね。忘れていました。英語が使える仕事で福祉関係がいいかなとも思うし、リハビリ関係にも興味が出てきたし、留学したことによって自分にとって社会福祉の世界が広がったので、じっくり考えたいと思います。

日本の大学卒業後、オーストラリアの大学院に進む気はないですか?

今のところは考えていないし、お金が・・・。今回も貯金だけでは足りないから親から借金しました。借用書も書かされて・・・。

(笑)お母さん、しっかりしていますね。でも、自分でお金を出して留学すると頑張るよね。

(現在一児の母である私も、親心が分かる年齢になりました。子供には協力してあげたいけれど、甘やかせてはいけないし。特に成人した後は、きちんと将来を考えた上で自分の責任で行動して欲しいと思います。最近の40代、50代の親御さんはご自分が海外旅行や留学の経験がある場合が多ので、理解のある方が増えていますね)

旅行には行きましたか?

ウルル、ケアンズ、シドニーに行きました。ウルル旅行は本当にハプニングだらけでした。まず、チェックインを忘れて、行きの飛行機を逃しました。一日一便しかないので違う航空会社に直行し、そのままチケットを取って飛びました。着いてからはハンガリー大学の教授の方と知り合いになり、一緒に食事に行ってデジュリドゥ・ショーを観ました。ツアー参加中もいろんな国籍の友達を作れました。夜はすごーく寒い(6月)のですが、外にも電気がない所で、寝袋で寝て正直本当に凍死するかと思いました(笑)。星はさすがに今までの人生の中で一番綺麗でした!最終日はガイドさんも参加者も皆で飲みに行きました。すごく貴重で自分にとって挑戦の多い旅でしたが、本当に楽しかったです。

いいね〜、貴重な体験ですね。メルボルンに来て8カ月。いちばん良かったことは何ですか?

自分が思っていたような内容だったので、NMITで老人介護のコースを取って良かったです。それと思いきって留学したから、学校の友達や実習先の入居者の人達に出会えました。これからもこの出会いを大切にしていきたいです。

これから留学しようと考えている皆さんに、何かアドバイスがあればお願いします。

行くまでは悩むこともあったり、手続きがめんどうくさかったり嫌になることもありますが、行ってからは何があっても楽しむのみだと思います。適当に聞こえますが本当に、とりあえず、留学してみては?

(この「とりあえず、留学してみては?」という沙耶さんの言葉に私は感動してしまいました。「留学してみたい」と考えていても、実行できないでいる方がどれだけ多いでしょうか。お金もかかるし、自信も無い、手続きが面倒、等いろいろ考えているうちに時間が経ってしまうものです。知識を得たり、何かを体験したりすることは、物を買うのと違って目に見えないかも知れませんが、自分の中にずっと残っていくものです。それらをどのように役立てるのかは、その人次第です。何もしないで後悔するより、実行してみてはどうでしょうか?)

★沙耶さんの1日の過ごし方★

「平日」

7時 起床、朝ごはん(一人かシェアメイトと)、身支度
8時 電車で通学
9時半 授業開始
12時 食堂か教室でクラスメートとランチ
16時 授業終了
20時 友達と夕食を食べに行くか
    家に招待してもらって食べる
22時 課題等を済ます
23時 就寝

「休日」

10時 起床
12時 ランチを食べに行く
| デートかBBQパーティ等に出かける
|
20時 パーティが終わっていたらパブやクラブで飲む
1時 就寝


沙耶さん、本当にありがとうございました。卒論も就職活動も頑張って下さい!

NMIT - International Students experiences at NMIT

NMIT - A Day in the Life of and International Student


オーストラリア留学 お問合せ